緑区の幹線道路沿いにひっそりと営業しているうどん屋さん「銀三」。

銀三はカウンターだけの10席もない小さなお店です。
近所に住んでいる方以外は車でしか行けない場所にあり、お昼しか営業されていないですし、定休日も週2日ありますから使い勝手の良い飲食店さんではありませんが、いいお店です。

カウンターの中はいつも大将と奥様らしき女性が2人で切り盛りされています。
銀三お勧めは天ぷらうどんです。

カウンターの外から大将が天ぷらを揚げるの見ながらゆっくり待ちます。
たとえ満席でも慌てずマイペースな仕事をされています。

お客さんも常連さんが多いのでそのあたりはわかっていらっしゃるのでしょう。
皆さんのんびりと待っていらっしゃいます。

カウンター越しに「お待たせしました。」と供された天ぷらうどんはお上品な佇まいです。
この地域のうどんの出汁は大概、濃口醤油で作られているのでもっと濃い色をしています。

でも銀三は薄い色のうえ、天ぷらのせいでしょうか、キラキラとゴールドに輝いています。
おうどんの太さは中くらいで歯ごたえは讃岐うどんとは異なりどちらかと言えば関西のおうどんに近いでしょうか。

大きなエビを薄めの衣で揚げてあります。
なすとサツマイモと春菊の天ぷらものっています。
エビはぷりぷりで香りもばっちりです。
銀三の大将のこだわりでしょうか、サツマイモは甘くてわずかに歯ごたえがあります。

お出汁はまるで懐石料理の椀物のような味わいです。
計算された塩分濃度なのかもしれませんが、最後の一滴までおいしくいただけます。
というより飲み干してしまいたいのです。

一杯の天ぷらうどんを頂いた後は、日本料理のフルコースを楽しんだような感覚になります。
その一杯の中に椀物、海老料理、デザートのお芋が詰め込まれているようです。

店名:銀三
住所:名古屋市緑区徳重5-901
電話:052-893-7744